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「大橋翆石」展をみる

今日は酒販組合の役員会があり大垣まで出向いたが、早く終わったので岐阜県美術館まで足を延ばした。

 

先日来訪されたⅯさんから大橋翆石の展覧会をやっていることを聞いたからだ。

 

いままでもいくつかの作品を見たことがあったが、県美の企画展ともなればスケールが違うだろうと思ったからだ。

 

果たして、その質量共に期待にたがわなかった。

 

翆石といえば、虎絵が有名で、迫力ある作品が並んでいた。

 

特に、娘の結婚にあたって描いたという屏風が圧巻だった。

 

けがきと言われる技法もよく知られるが、それは胸元の毛並みの柔らかさをよく表していると思う。

 

特筆しておきたいのは、虎絵ではないが猫などの小動物を描いた作品だ。

 

猫を描いた作品がいくつかあったが「可愛らしさ」が際立っていた。

 

猫とともに描かれているバラにより、一層可憐さをます。

 

バラ絵といえば、野原桜州だが桜州のバラば妖艶ともいえる華麗さがあるが、翆石のバラはあくまでも可憐なのだ。

 

1908年翆石と桜州の合作した「波と満月」という作品がある。(落款から1908年に疑問があるという意見はいただいているが)

 

桜州22歳、翆石43歳の出会いである。

 

青年桜州に翆石が何らかの影響を与えたことは想像に難くない。

 

見終えた後、かなりの疲労感があった。

 

これだけ多くの作品を鑑賞することは精神的体力的に大変だということだろう。

 

鑑賞に適正な作品数というのがあるような気がする。

 

先日のキューブでの作品はキューブを独立させることでこのあたりうまく調整しているのかもしれない。

2020.07.28 Tuesday | 20:38 | comments(0) | - | - |