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第41回草の根交流文化サロンinSEINO「馬場真哉展〜膜〜」開幕


今日から「馬場真哉展〜膜〜」が始まった。

 

馬場さんは庭師として活動しながら、アート作品を制作している。

 

10年ほど前、事故で右手を失くしたのを契機に創作活動を始めた。

 

彼は造形作家と庭師を使い分けているのではなく、庭の延長上にあるという。

 

今回のテーマは「膜」。

 

みえるようでみえない、無いようでそれでいて確実に存在するもの。

 

搬入時、始めて作品を目にした時、「何だ、これは?」という思いが強かった。

 

搬入を終えた夜、一人でゆっくり作品を眺めた。

 

最初の部屋には、針金からなる高さの異なる大小の円形状のものを中央に置いた机と椅子を取り囲むように床一面に配し、部屋全体にある種の空気感をもたらしている。

 

真ん中の部屋には自然石を配し針金で結界のようなものを作っている。

 

奥の部屋には1畳ほどの平面作品が2点ある。

 

ただの真っ白な板のように見えるが、よく見ると1〜2mmほどの透明な粒が無数にある。

 

最初の部屋と真ん中の部屋の細い針金が作り出す境界が彼のテーマの膜なのかもしれない。

 

奥の部屋の平面作品も何もなさそうでいて確かに存在するものがあることを示唆する。

 

何もなさそうでありながら、しっかりした仕事が施されている。

 

最初の部屋と真ん中の部屋に入ると彼が庭師であることに頷けるが、奥の部屋からは従来の庭師の範疇に入りきれなくなった彼を垣間見る気がする。

 

明日16日は18時から作家トークと交流会がある。

 

彼自身の口からどんな話が聞けるか楽しみだ。

 

展示は24日まで。

2018.06.16 Saturday | 00:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - |