<< 第40回草の根交流文化サロンinSEINO「trail2018〜妖精のとおりみち〜」(案内) | main | 今年も土川ガーデンに巨大テントが出現 >>

 猫之図3作〜春には猫が良く似合う〜



毎月、フリーアナウンサーの浅井さんを講師に我が家の2階を会場に絵本の読み聞かせの講習会が開かれています。

 

せめてものもてなしの気持ちで床の間に、季節にちなんだ軸をかけています。

 

昨日は、1878年大垣生まれの坂井濫涯の「薔薇と猫」(上段)を掛けました。

 

そして1か月前の3月の講習会には1927年池田生まれので大橋翠石の孫弟子にあたり動物画が得意な五十川玉邦の「猫之図」(中段)です。

 

前者はあでやかな薔薇が描かれ長閑さを猫の姿態とともに醸し出しています。

 

五十川玉邦の作品は、笹の緑と体温さえ感じさせる猫により生命観がうかがえます。

 

またよく見ると散る桜の花びらが数片描かれていることも、生命をさらに感じさせます。

 

1886年揖斐に生まれた野原桜州にも猫を画題にした作品があります。(下段)

 

薔薇の下に猫が眠っている構図は坂井濫涯の作品と同じですが、洋画的な薔薇は妖艶といえるほどあでやかで蝶が舞い、猫は毛並の感触が伝わるほど緻密に描かれ、爛漫の春を描き出しています。

 

坂井濫涯の作品はその落款から大正3年以前に描かれたと考えられますが、桜州の作品はその薔薇の描き方から大正13年以降のものと推察でき、より近代的要素が強いといえるでしょう。

 

この3作品は、ご希望があればご覧いただけるのでお知らせください。

 

 

 

 

2018.04.25 Wednesday | 19:36 | comments(0) | trackbacks(0) | - |