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美人図2幅

一昨日、我が家の2Fで浅井彰子さんを講師に朗読の勉強会が開かれた。

 

昨年からたびたび開催されているが、その都度、床の間に雰囲気に合った軸をかけている。

 

今回は小森研甫の美人図をかけた。

 

あでやかな女性が、書状を読んでいる様子を描いたものでこの女性ばかりの朗読の会にふさわしいと思ったからだ。

 

小森研甫(本名 研二)は、池田町出身で大垣に住んだ日本画家で、東京美術学校に学び、旧制大垣中学で教鞭をとった人物である。

 

明治17年に生まれ昭和7年に没している。

 

野原桜州が明治19年に生まれ昭和7年に没しているのでほぼ同じ時期を生きた人物である。

 

そこで桜州の描いた「美人図」を出してきて2幅をならべて掛けてみた。

 

桜州の美人図は、研甫のものとは対照的で墨一色で描かれている。

 

大正二年秋日とあるので結婚する前年の作といえる。

 

桜州の長女の秀子さんが生前、こうした絵は幽霊を描いたものと話していたという。

 

桜州が結婚するのを知った馴染みの芸妓が自害したいう話もあるのでその追悼の意味を込めているのかもしれない。

 

同様の美人図を山田賢二先生から生前見せていただいたことがある。

 

それには甲子(1924)とあるので10年以上たってもこうした絵を描いていたことになる。

 

亡くなった女性の追悼というならば、この女性への思いは、いかばかりであったか想像に難くない。

 

墨一色ではあるが、墨の濃淡が着物のあでやかさを感じさせる。

 

しばらく、この二幅はかけたままにしておこうと思うので、関心のある方にはお見せできます。

2017.09.28 Thursday | 11:34 | comments(2) | trackbacks(0) | - | 
こんにちは。
朗読講座ではお世話になっています。
遅くまでわいわい賑やかでごめんなさい・・・
毎回、床の間の掛け軸が楽しみな私です。
特に今回の「美人画」には、参加者の皆さんの目が掛け軸に釘付けになりましたよ。

「桜州翁」に、こんなエピソードがあるなんて、なんて素敵な事!と思わずにはいられません。

いつもお心のこもったお軸をありがとうございます。

一体どれだけのお軸があるのかしらん??(笑)

  来月は、池田町藤代に伝わる物語{なべざんまい」と滋賀県湖北地方の民話「天女の羽衣」を勉強します。

  またよろしくお願いいたします。  
 
| いそこ | 2017/09/30 3:18 PM |
まだ、墨絵の方はご覧になっていないですね。
次回の朗読の時まで、このまま掛けておきます。
| 土川 | 2017/10/17 10:50 AM |